ロマテクマガジン 002号
Twitter HMBGアカウントにてメンバーのinkoが投稿した"CRYSTAL"収録曲のセルフレビューを転載いたします。
1. JAM
inko作Loop音源でシンプルに作った曲。VocalはLo-Fiから終盤に突然雲が晴れるようクリアにマスタリングした。コロナで何かこれからはじまるナーバスな気持ちがひといちばい強かった頃だから剥き出しの曲を作りたい!!って気持ちがせめぎ合ってライブ当日まで歌詞がかけず会場へむかうタクシーの中でばっちしハマる歌詞を書き上げて曲を完成させたこと、すごく覚えてる。個人的にお気に入りの曲。Hallelujah...!
2. PEANUTS
inko音→どぶDの間奏→inko音で構成した曲。はじめはもっと間奏が長く激しく、なんでこんなに中ボスステージみたいになんの脂強すぎて苦しいもっと音数抜いて!!とか、頼むからマイルドなオルガンの音入れみてとか「頼むから」とよく言ってた思い出。歌詞は一見ぼんやりしているのにくっきり視える(逆もしかり)モネの絵や気だるい夕方の色をイメージして書きました。HMBG2名の測り合いで絶妙なバランスに仕上がったと思います。
3. PUDDING
今回はおーる歌入りのCDディスクにしたくなったので結構タイトなスケジュールの中急遽作った箸休め的曲。好きな日本語英語と言葉遊びが楽しかったです。
dob_Dは自分が前に出過ぎないよう頑張ったそう。
4. CANDY
間違うことが怖い人たちと話した時に想うことをうまく伝えられなくて、悔しかったことが曲作りのきっかけになりました
トラックはinko作音源で構成し、ギターは友人の針山くんに弾いてもらいました。ギタメロをdob_Dが手癖で切り刻んで配置した1stラフMIXを聴いた時ダサい学生がGarageBandでギターの部分ちょっとさわってみた安っぽい感じ！と全部悪い意味で大酷評をしたそう。めっちゃ言いそうだけど全然覚えてない...
ギターは中盤のチクタクチクタクと刻んでいく時間のように聴こえて特に好きです曲は完成後すこし寝かせていたけれど、ベストなタイミングに思った去年春の緊急事態宣言の頃にリリースしました。
HMBG的応援ソングになれたかな？？
歌詞にある"春の嵐"の部分はライブによりいつも言葉を変えているのはこっそりナイショ話です。
5.PEANUTS hizmi rmx
X68000onlyで唯一無地の音を奏でるhizmiさんの作品。曲作りの制作環境が違いすぎたのでこのrmxはこちらが元曲を譜面に起こすことから始まった。譜面ができるまで何度も没作が生まれたり、スタートラインに立つまでに時間がかかり自分の作った音を耳コピしてはなんでこんな難しい不協和音にしたの…鼻歌をmmlに変換するアプリないの…？とかよく思った。忙しい時期と重なっていたので寝落ちするまで作業できるようにハイになってベッドサイドに鍵盤を置いていた思い出。
一緒に制作することで知ったhizmiさんの超飴と超鞭語の使い分けも面白美味でした長い間独特のセンスのファンなので今回CRYSTALに携わってくれたことが本当に嬉しいし、完成したrmxはキラキラコロコロ転がる石ころや光のつぶつぶ、美しい何かの反射鏡みたいな音が詰まっていてとてもCoolで必聴なり。
6. CANDY SLF!! rmx
その名はスペィドでは確立された素敵な世界を魅せてくれたり、プライベートではおバカで可愛いことに夢中になったり、いつお会いしても底知れないSLF!!さんを音楽で知って感じとりたくてrmxをお願いしました
小鳥が囀る天国モードと、ドアを開けて天国のその先へ進むモードがあわさった2極が気持ちいいハイパーmix。
一聴して即、SLF!!さんってヒトは魔法男採掘場みたい…もっともっと知りたい掘りたいと思ってしまいました。
クセになる曲
みんなで天国探検しよう
ぜひ聴いてね꙳✧˖°⌖꙳
7. JAM
(SAKAE Kohei Delicious Edit)
サカエコーヘイくんrmxのJAMはキラキラキラキラPOP
ワクワクやノスタルジックな優しさも混ざって超Delicious曲
子どもの頃毎週観てたTVテレビのEDぽいなあ終わってしまうのに寂しくない素敵な感覚だなあ…と聴きながら笑顔になりました。
JAMをライブで初披露したとき、曲を気に入ったへーくんがすぐ声をかけてくれたことがその日すごく印象的で嬉しかった思い出。曲解説の1番目と繋がるお話。
そんなお気に入りの曲がサカエコーヘイワールドと融合できたこと、歌いたい！って思うrmxに仕上げてくれたこと、ほんとに感謝です。
マスタリングはCRYSTALの中でキラキラ感をひとつでも失わないよう損なわないよういちばん注意し、時間をかけたかな。
(なんどもわたしにNO!といわれるdob_dが頑張ってくれました。）
終わりが寂しくないときめく感じがラストを飾るのに最高にマッチ。
絶対好きになるから聴いてみてね。
作品詳細はこちらです。